小松だよ!小松市の史跡・古道探訪!!

石川県 小松市

小松市内の古道、峠道、完全制覇!


車社会以前の、人が歩いていた古道や峠道を探して歩きます。


青色は荷車が通れるくらいの街道、茶色は人が歩く程度の小道

明治42年の地図を見ると、大杉谷村(今の波佐谷町、長谷町など山間部)から小松市街地へは、
青色の街道か、茶色の小道をの四つのルートしかないようです。
もっとも地図にはない、けもの道のような道も方々にあって集落の人たちはそういう道で近道をしていた可能性もありま す。
大正時代になると外国から自動車が輸入されてきて、それまでの道が車道として整備され、峠にはトンネルが掘られた り、
あるいは切り下げられて緩やかな坂になったりしています。



山間部の輸送事情
「馬引き」「駄賃持ち」(だちんもち)・・・馬や荷車による運搬に従事した人たちを、馬引き、駄賃持ちといいます。

山深い山間部から木材や薪などの重い荷物を運ぶときは、荷車で自分で運ぶ人もいましたが、
駄賃持ちや歩荷(ぼっか)に頼んで、険しい峠や山越えをしていたようです。

昔の日本は超格差社会でしたので、山間部の貧しい家庭では運賃を節約するために、
山奥から小松町まで夫婦、あるいは仕事仲間で荷車を引いて、二日がかりで運んだという話も聞きます。
小松市の新保町から、福井県の勝山市へと荷物を運ぶ場合、峠を越えたところに荷物の中継地点がありました。
歩荷(ぼっか)は今でも白山登山などで重い荷物を山小屋まで運ぶ人がいますが、そういう人たちのことです。


最終更新日:2014/07/08

菩提峠

ぼだいとうげ
小松市大杉町から菩提町へと越える古道


2014/07/08 更新!

ゴソゴソ越
小松市池城町から白山市五十谷町へと抜ける古道。
地図から消えたかつての山越え道。


2014/07/03 更新!

勘定峠

かんじょうとうげ
小松市東山町〜小松市江指町
小松市でもっとも多く人の通った峠

2014/06/17 更新!

大日峠

だいにちとうげ
小松市新保町〜福井県勝山市野向町横倉

新又峠

小松市新保町

山ん街道
やまんかいどう、やまのかいどう
小松市蓮代寺町〜長谷町

国道460号の東山町の東山峠ができるまではこの道は大杉谷村の 人たちがよく通る街道でした。

阿手道(尾小屋越え)

あてどう
小松市尾小屋町〜白山市(旧鳥越村)阿手町
鉱山で栄えた尾小屋町へ行くために、阿手の住民たちが越えた道 です。

五百峠

小松市尾小屋町
斧を五百本消耗して作ったという例えから五百峠というらしい。

仏峠

小松市尾小屋町

牛ヶ首峠

うしがくびとうげ
小松市大杉町から新丸町に行く急峻な峠

白木峠

しらきごえ
小松市新保町から白山市白峰へと抜ける峠

鶴坂峠

小松市大杉町と加賀市山中町大土へと抜ける古道


長嶺古道(木場道)

瀬領から木場に至る通称「長嶺」古道。



大杉峠

小松市、加賀市山中町
加賀市山中町、今立町と小松市大杉町を結ぶ峠。
標高473m。動橋側の支流から約3km東にあり、古くから梯川の谷 と結ぶ交通の要衝。


花立越

小松市花立町から花立峠を(標高1,014m)を経て杖川の本流であ る鼓弓ヶ谷(こきゅうがたに)に至る道路。花立越より鼓弓ヶ谷をさ かのぼり白木峠に入ることにより白峰村白峰に通じている。南加賀 方面からの白山登山の通路にあたり、花を立てて白山を礼拝した ことからこの名ができたという。花立町の町名も花立峠にちなんで、 従来、須納谷と呼ばれていたが、昭和31年小松市編入時の際に改 めたもの。

木地山峠

小松市新保町と福井県勝山市杉山町との県境にある峠。標高約 920m。かつて主要地方道小松勝山線の新又越えの脇道として、勝 山市中野俣(廃町)を経由、勝山市へと通じていたが、交通の近代 化や奥地の過疎化でまったく機能を失い、道の判別が困難となっ た。
食器や家具などの『木地』を造る職人が適当な材木を求めて山中 に入り込み集落を作ったものの残存する地名という。



参考文献:
『北陸の峠』北陸電力・児玉鎧、 『峠のルーツ』上杉喜寿 昭和58年7月発行・・・・勝山市立図書館







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