小松だよ!小松市の史跡・古道探訪!!

石川県 小松市

旧海軍小松基地の掩体壕跡が住居として利用されてい た!!


小松市に残る戦争遺跡


小松市下牧町の住宅地の中にある不釣合いなコンクリート構造物!!!

旧海軍小松基地の掩体壕を住居として利用する小松市民がいた!!!!

w( ̄△ ̄;)w
おおっ!!

2015年のゴールデンウィーク中に、小松レンタサイクルで安宅町〜小松空港周辺をウロウロしていたら、偶然、住宅地の中 で「あれ??」と思うコンクリート構造物を発見した。

「あれ?あれ?えっ? えっ???」
久しぶりに戦争遺跡を発見した悦びを感じました。

 このHPでも紹介していますが、この付近は太平洋戦争中は旧海軍小松基地の施設隊があり、大きな兵舎が立ち並び、 あるいはエンジン式発電所があって昭和時代には掩体(シェルター)としてのコンクリート構造物がたくさん残っていた地域で す。戦後、海軍小松基地の土地は払い下げられて、中国などから復員してきた人たちなどが土地を購入し浮柳町や下牧 町に住み始めました。

浮柳町の郵便局の後ろに巨大なコンクリート構造物がありますが、これは海軍史料によると発電所跡ということでした。山 小屋などにある、エンジンで発電機を回して電気を作る施設です。空襲などで破壊されないように頑丈なコンクリート製で作 られていて、戦後、手作業でコツコツと壊していましたあまりにも頑丈であきらめたそうです。

戦時中に多くの兵士たちが住んでいた兵舎跡地と言うことで当時の兵舎を利用した住居やコンクリート製のシェルターなど がどこかに残っていないかずっと気になっていて、自転車でウロウロしていたら偶然発見。

すかさず、地主宅にお邪魔して、中を見せてもらいました。



まさか、戦争遺跡を改装して、住居にしている人が小松市にいたとは驚きでした!!(~o~)



人工衛星の地図でみるとカマボコ型の建物なのが分かります。
しかし、これだけだとビニールハウスとか車庫にしか見えませんでした。
実際、緑色のビニールシートがかけれられていました。
まさか、コンクリート製の戦争遺跡とは!!



ビニールシートがかけられていて、車庫のように見えます。




家主に宅に突撃!

おおおおおっ!!!!戦時中の香りがする、このコンクリート製のカマボコ型の建物!!!
テンションが上がります。
(~o~)




家主さんにお話しを伺ったら「中を見てみる??」という事で写真を撮らせてもらいました。



改造前の写真
入り口が狭かったので削って広げたということでした。


家主さんが趣味でコツコツと内装を改造していったそうです。







外観から想像も付かない空間が!!








これが70年以上前の戦争遺跡・・・・。洒落ています。(~_~;)


戦争遺跡が、おしゃれなジ空間になっていました。

大画面テレビにスピーカー、冷蔵庫に飲み物、給湯器に流し台まであります。

中は蒸し暑いので換気口の穴を開けて空調をしているそうです。

それでも夏は暑くて、冬は冷えるようです。
小松基地のF-15の爆音はよく聞こえると言うことで、あまり防音効果はなさそうと言うことでした。








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